ラノベ読書録/ストライク・ザ・ブラッド4

 究極にフラグを立てるのが難しいヒロインは何だと思う?
 獅子王機関の可憐な監視者。違う!
 心優しき中等部の聖女。違う!!
 聡明怜悧な銀髪の姫御子。違う!!!
 答えは・・・幼馴染さ!!!!

 ……と、Dr.ヒルルクの名台詞を意識して書いてみたけれど、これだと元ネタが何なのか分かりませんね(汗)
 長らくブログの更新を怠った挙句、久々の更新がこれです。今日も私は平常運転ですゆえご安心ください。
 さて、本題に戻りましょう。
 何故、他のどんなヒロインよりも幼馴染とのフラグを立てるのが難しいのか。
 それは言うまでもありません。他のヒロイン達は、思春期を迎えてから意識しだすものなのに対して、幼馴染だけは幼少の頃から絆を深める必要があるからです。
 ある日突然、美少女が空から降ってくる確率は塵のように微弱であってもゼロではない。
 けれど、幼馴染でない人間を幼馴染にするのは無理があります。
 故に、『幼馴染』というキャラの攻略ルートをこしらえるには、幼少の頃より将来を見据えるしかないのです!
 ――Q.E.D.

 どうしてこんなイミフな論証を試みたかといえば、今回の一冊『ストライク・ザ・ブラッド4』のテーマが幼馴染の美少女だからです。
 いや、別に何度も言うように、このシリーズはラブコメがメインではありませんが。
 ……。
 ……。
 ……否、否である!
 主人公の住まう街の外から、わざわざ幼馴染が来訪してくるという段階で、これは立派にラブコメだ! 異論は認めるッ!
 というわけで、第4巻では新キャラ・仙都木優麻が登場です。
 イラストページでのキャラ紹介は『都市を惑わす真祖の旧友』だそうですよ?
 果たして『“都市を惑わす真祖”の旧友』なのか『“都市を惑わす”真祖の旧友』と取るのかは読んで知るべし。
 あと、この娘は管理人が大好きなボーイッシュキャラなのも注目すべきポイントですね。
 ユング心理学で用いられる概念にアニマというものがあります。
 これは要するに、男性の中に眠る女性の部分みたいなカンジで使われる言葉です。
 小生は別に心理学を専攻してきたわけではないので断言はできませんが、案外、自分が好きになるキャラの属性によって、その人の無意識に眠るアニマがわかるのやもしれませんな。
 普段、雄々しくしている男性ならその逆の大人しい部分がアニマになり、平時ではハッキリしない態度をとる奴だと反対に男らしい部分がアニマになる。
 そう考えると二次元の嫁というのは、自らの無意識にアクセスする身近な方法とは言えんかね?(暴論)
 創作物に幾人もヒロインが登場するのも、案外、心が定まらない現代人の移ろいの顕れなのかもしれませんな。
 とか書いたら、ユング心理学の第一人者である故・河合隼雄先生が天国で一笑に付すこと間違いなしですね(白目)