ラノベ読書録/ストライク・ザ・ブラッド10

 ストブラの感想だッッッ!
 というわけで、『ストライク・ザ・ブラッド10 冥き神王の花嫁』を読了です。
 いやまあ、前回ブログの9巻と同じく、かなり前に読了していたんですがね。
 今回考えさせられたことは、日常の裏側にファンタジーを想像してみると面白いかもということです。
 例えば、今回の話は主人公・暁古城のもとに美女が梱包された宅配便が届きます。そのせいで古城は事件に巻き込まれていくわけです。
 宅配便の中身が生きた人間だったという設定は、まあフィクション以外の何物でもありません。
 でもこれ、私たちが生きるリアルで起きたらと考えると面白いですよね。すれ違った宅配業者が運ぶ大荷物の中身が生きた人間でないとは中身を確認する以外には確かめようがありません。ところが、単にすれ違っただけの宅配業者の運搬品なんて普通は興味すら持てないわけです。
 だから、もしもこのリアルにおいてラノベ的な事件が起こっていても、そんなことには気づきようがないわけです。
 日常生活というのは、残念ながら基本的には退屈です。何か刺激的なイベントでも起きないかなとか期待したりもするかもしれませんが、ちょっと待て、『刺激的なイベント』って言い換えれば『事件』ですよ?
 退屈かもしれないけど同時に平穏な日常が破綻しかねない事件なんて一般人は敬遠します。となると、もしも大荷物を運ぶ宅配業者がいたとしても、その中身を詮索しない方がいいのかもしれません。もしも『中身が人間だった』なんて自体に遭遇したら、アナタの平穏な日常はチェックメイトです。
 あるいは、バンド活動をしてるなんて話を聞かない学校の女子がいつも持ち歩いているギグケースの中身が雪霞狼だったら、さあ大変。秘密を知ったアナタはタダでは済みません。
 そんなことをあるはずがない? 確かにそれはもっともな意見です。荷物の中の美女や、ギグケースの中の雪霞狼が存在する可能性なんて限りなくゼロに等しい。
 しかし、限りなくゼロに等しくても人間は想像の力をもって、ありえないことを思い描くことができます。それは一歩間違えれば病的な妄想につながりかねない思索かもしれませんが、物語を創作する上ではそういう着想こそが私は大事だと思うのです。