20ツイートで書く読書感想文

※今回の記事は、前に開設していたブログで載せたものを再利用しています。

 中高生の皆さんは夏休みに突入した時期ですね。今は夏休みが始まったばかりですが、終わらない夏はありません。夏休みはいつか終わる夢なのです。というわけで課題は計画的にされるがよろしいでしょう。特に、夏休みもラストになるとTwitterで「読書感想文が書けない」という旨のツイートをよく目にします。
 そこで、そんなときに私は次のようなことを考えました。
 確かに、いきなり原稿用紙5枚くらいの文章を書くのはシンドイです。しかし、一日に何十ツイートもして、それが原稿用紙5枚の文量をしている人は結構います。(当然ながら、100文字のツイートを20回すれば2000文字に達しています)だったら、2000文字でも、Twitter好きの人なら20ツイートでなら可能なはず。
 なら、Twitter感覚で読書感想文を書けばいいんじゃないかな?
 というわけで、読書感想文に役立つかもしれないハッシュタグを20個つくってみました。
 以下の①~⑳の項目を埋めて、少し接続詞を調節すれば読書感想文は完成するはずッ! 多分ッ!

読書感想文ハッシュタグ一覧

① #読書感想文に選んだ本と理由を書く
② #読書感想文の本の第一印象を書く
③ #読書感想文の本の主人公の境遇について書く
④ #読書感想文の本の見所について書く
⑤ #読書感想文の本のオチを書く
⑥ #感動した旨を感動したという言葉を使わずに表す(※本当に感動している必要はない)
⑦ #読書感想文の本の主人公と自分の違い
⑧ #読書感想文の本の主人公と自分の共通点
⑨ #読書感想文の本の主人公をどう思ったか書く
⑩ #読書感想文の本の主人公から学んだこと
⑪ #読書感想文の本で好き脇役
⑫ #読書感想文の本で好きな脇役に惹かれた理由
⑬ #読書感想文の本で好きな脇役と自分の違い
⑭ #読書感想文の本で好きな脇役と自分の共通点
⑮ #読書感想文の本で好きな脇役から学んだこと
⑯ #読書感想文の本の作者はどんな人か(※著者紹介やWikipediaを頼ります)
⑰ #読書感想文の本の作者が何を伝えたかったのか想像してみる
⑱ #読書感想文の本から得た教訓
⑲ #感動した旨を感動したという言葉を使わずに表す(※⑥とは別の表現にしましょう)
⑳ #読書感想文の本について自由に一言

ハッシュタグを用いた例文

① 私がこの夏読んだ本で一番感動したのは夏目漱石の「三四郎」だ。夏目漱石の本は、学校での授業で取り上げられたことがある。それで興味を持ち、この作家の本を選んだ。
② 「三四郎」というタイトルは、最初は厳しく感じられた。そのせいで自分には難しい本かもしれないと思った。けれど、読み始めてみると、とても魅力的な作品だと分かり、一気に読み進めることができた。
③ この本の主人公である小川三四郎は上京したばかりの青年である。三四郎は訪れた東京で、価値観の違う様々な人と出会い、彼は自分が囲まれている世界について整理していくことになる。
④ 三四郎は、東京で里見美禰子という女性に出会い、彼女に惹かれていく。それはやがて美禰子への慕情に変化していくが、美禰子はあいまいな態度をとるばかりで、三四郎は困惑する。
⑤ 結局、美禰子は「迷える子」または「迷羊」という言葉を三四郎に幾度となく投げかけ、ついには兄の友人と結婚してしてしまう。これが物語の結末である。
⑥ この話を読んで、私は胸が締め付けられるような思いだった。三四郎の思いはひしひしと伝わってくるのに、その思いが伝わらない彼の心の痛みがこちらまで伝わってきた。
⑦ 私は三四郎とは違い、上京して一人暮らしをしたことはなく、いわゆる都会の孤独というものは知らない。だから、本当の意味で彼の気持ちを理解することはできない。
⑧ 人との関わりがあっても、孤独を感じることは多々ある。伝えたい気持ちが、相手に伝わらないことは日常茶飯事だ。そういう時は、人間関係の難しさを痛感せずにはいられない。
⑨ この本の主人公、三四郎は優しい人だったんだと思う。けれど、優しいがために、相手に強く出ることができない。こういうタイプは現実にもいる。彼は人間関係の難しさを彼は体現していた。
⑩ 私が主人公の小川三四郎から、人生の理不尽さを学んだ。しかし、どんなに理不尽であっても考え続けることの大切さを捨てたくはないなと思った。だからこそ、人間関係は難しい。
⑪ 私はこの作品を読んでいて、主人公の三四郎の他にも惹きつけられた人物がいる。それは、三四郎が恋した相手、里見美禰子である。彼女は儚げなようで、その実はとても怖い女性だ。
⑫ あいまいな素振りは、一見すると優柔不断のようにも感じられる。しかし、実際は違うと思うのだ。私は、この女性に、言い知れぬ恐ろしさを覚えずにはいられない。それが彼女の魅力だ。
⑬ 私は男で、美禰子は女性だ。男には女心は永遠にわからないと言われるように、私に彼女の本質を理解する日は訪れないだろう。女心は、とても奥底の深いものだと思う。
⑭ あいまいな態度でごまかすということはよくやることである。これはきっと相手に対して距離を置きたいのだと自覚している。きっと美禰子は人が怖かったのではないかと考えられる。
⑮ あいまいな態度は、優しさや防御のためであっても、ときに人を傷つけ、混乱させることがある。美禰子からはそんなことを学んだ。きちんとした態度を示せる人間を目指したい。
⑯ この本の作者、夏目漱石は明治の文豪と呼ばれる人物だ。この作品の他にも「坊ちゃん」「吾輩は猫である」「こころ」など、数多くのの作品を世に残している。「三四郎」は夏目漱石の三部作の一つに位置づけられている。
⑰ きっと、彼はこの本を通して、人と人が関わることの難しさを表現したかったのだと思う。それは今の時代にも通じるテーマなので、夏目漱石の人を見る目はすごさには舌を巻く。
⑱ 私が、この作品から得た教訓は、人は本来孤独なものであるということだ。けれど、孤独であるがゆえに、人は他者との関わりを求めるのだろうとも思う。人間とは複雑な生き物だ。
⑲ この作品を読んでいて、とても緊張した。まるで、作者である夏目漱石に自分の心を見透かされているような気分にすらなった。けれど、だからこそ、興味深い作品だった。
⑳ 「三四郎」は、孤独に悩む現代の人々こそ、本当に読むべき作品だ。この作品から学んだことを糧に、これからの人間関係を見つめ直していきたい。

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