コミュ障のタイプと対策のまとめ

 自らがコミュ症の場合も大変ですが、職場や学校で関わらなきゃいけない人間がコミュ症だった場合も堪ったものではありません。
 しかし、『コミュ症』と一口に言っても、そのタイプは様々です。身の回りのコミュ症な人間と付き合うには、まず相手がどのようなタイプのコミュ症なのかを吟味する必要があります。
 これはあくまで私の経験則ですが、コミュ症はざっくりと4種類に分類できると考えています。
 それをまとめたものが以下の図です。
15-06-08-01:コミュ症のタイプ

 上の図では、縦軸を「周りと敵と思っているかどうか」で分け、横軸を「動かすのがメンドイ/止めるのがメンドイ」という分類をしています。
 その上で、それぞれのタイプの特徴と、その対策をまとめています。

ネガティブ型

「周りを敵と思っている」かつ「動かすのがメンドイ」というエリアにいるのが「ネガティブ型」の人々です。ネガティブということは当然に外界にあるものを脅威(=敵)と思っているわけです。
 臨床心理学的な用語を使うと不安障害に近い特性を持っているというべきでしょう。
 失敗することや叱責を受けるのが怖いため、何かにチャレンジしたりすることを極端に嫌うタイプです。よく言えば慎重派、悪く言えば保身的という感じです。
 この手のタイプは基本的にリスクを天秤にかけて生きていますので、「行動しないリスク」が「行動するリスク」を上回れば動き出す場合が多いです。例えば「謝罪しに行って叱責されるのは怖いかもしれないが、早く行かないともっと酷い目をみるぞ」などと助言すれば動く可能性は高くなるわけです。

クレーマー型

「周りを敵と思っている」かつ「止めるのがメンドイ」というエリアにいるのが「クレーマー型」です。このタイプは周りの人間が自らに危害や侮辱を与える敵だと勝手に思い込んでいます。中には、そんな考えのせいで相手を威嚇するなどして敵でなかった人間から反感を買い本当に敵に回す場合もあります。
 臨床心理学的に言えば妄想性パーソナリティ障害に近いものがあります。ここでいう「妄想」とは被害妄想のことを意味します。つまり、勝手に自分が何かの被害者だと勘違いしているのです。
 このタイプを相手にする場合、有効な一手は「ひとまず怒りを放電させる」です。
 このタイプがグチグチとクレームをつけている間の反論は厳禁です。クレーマー型の人間は、何が何でも自分の意見を押し通そうと躍起になります。しかも旺盛な被害妄想により、敵対心を更に加熱させるというオマケもついてきます。
 しかし、人間とは面白いもので、基本的に怒りという感情は30分も続きません。それ以上怒っていたとしても怒っている本人が疲弊してきます。一通り怒り疲れてスッキリしたところからが真の話し合いの始まりと言えるでしょう。

エイリアン型

「周りを敵と思っていない」かつ「動かすのがメンドイ」というエリアにいるのが「エイリアン型」の人々です。このタイプの人たちにこちら側の意思を伝えて、その上で仕事などを割り振るのは至難の業です。例えば、「この書類を見ておいて下さい」と指示を出したらきちんと見ますが、見るだけです。どんなに致命的なミスがあっても訂正も報告もしません。本当に「見ておく」だけなのです。
 誤解なきように言っておきますが、このタイプの人々には基本悪意はありません。単に言外の意味を察したり、文脈や空気から判断することができないのです。
 いうなればアスペルガー症候群に近い特性を持っているのです。
 このタイプの人々を下手に叱責すると混乱が深まるだけです。多少の手間であっても、懇切丁寧にどこまでの作業をして欲しいのかを説明する必要があります。

ワンマントーク型

「周りを敵と思っていない」かつ「止めるのがメンドイ」というエリアにいるのが「ワンマントーク型」の人々です。このタイプの人々は、どこまでもアグレッシブで周りの空気が読めません。例えば、複数人で和気あいあいと雑談するような場でも独演会みたいに一人で喋り始めます。
 あるいは一対一で喋っていても、そろそろお暇したい時間になっても話から開放してくれないなんて場合もありえます。
 まるで注意欠陥多動性障害(AD/HD)みたいな特徴を持っています。
 このタイプの人々に空気を読んでもらおうとするのは中々に無理があります。例えば、話を終えたい場合ははっきりと意思表示する、あるいは話が脱線してしまったら強引にでも軌道修正するなどの配慮が求められます。基本的に悪い人たちではないので言えばわかってくれる場合がほとんどです(たまに例外もありますが)。

まとめ

 様々な人間の個性を4タイプにまとめるのは強引なロジックかもしれません。しかし、ある程度のタイプに分けておくことは、相手との付き合い方においてアタリをつけるのに有効だと私は考えています。
 世の中にはコミュニケーションを取るのが難しい人が一定数いますが、彼らもまた人間です。誠実に対応すればわかってもらえると信じ、しかしある程度の付き合い方のコツを踏まえて関わっていきましょう。

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