データ転送

 blenderでデータ転送のモディファイアを使用すると、他のオブジェクトの頂点グループ、UVレイヤー、頂点カラーなどを転送して適用できます。

データ転送の用途の例

 例えば、頂点カラーを使って一つのオブジェクトに彩色を施し、同じ頂点カラーのオブジェクトをもう一つ作る場合について考えてみましょう。
 この場合、頂点ペイントを施したオブジェクト自体をコピーすれば、同じ頂点カラーを持つオブジェクトが作成可能です。しかし、通常のコピーでは複製後に元となるオブジェクトの頂点カラーを変更した場合、変更は反映されません。

 2つのオブジェクトの間で、元のオブジェクトの頂点カラーを変更した場合にもう一方も自動で同じように彩色されるようにするのにデータ転送のモディファイアが使えます。

 データ転送のモディファイアで、頂点カラーをコピーする手順は以下の通りです。
 まず、二つのオブジェクトを用意します。ここでは話を簡単にするために形状やメッシュ構造が同じ複製品を使用します。各オブジェクトの名称は、元データが「original」、コピー先が「copy」とします。

 まず、元データ(original)に頂点カラーを設定します。
 頂点カラーを設定するには、まずプロパティモードの内にある「データ」タブの「頂点色」パネルの「+」ボタンをクリックします。
 すると「col」という頂点色名が設定されます。「col」はダブルクリックすると名称変更が可能ですが、ここでは「col」のままで話を進めます。

「頂点ペイント」モードを使い元データとなるオブジェクトに彩色します。

 これで元データ側の準備は完了です。
 次にコピー側の設定です。
「モディファイア」タブから「データ転送」を選択します。

 次にパネル内を以下のように設定します。

 これにより、頂点色を元データからコピー先に転送することができました。元データの頂点色を変更すると、コピー先も自動で変更されます。

 ここでは同じ形状のオブジェクト間でのデータ転送をを行ったため「トポロジー」を使用しました。
 しかし、違う形状のオブジェクト間でデータ転送を行う場合は「トポロジー」だとエラーが出るため違う項目を使う必要があります。

データ転送のその他の使い道

 ここでは主に頂点色を例に解説を進めましたが、データ転送のモディファイアを使うとウェイトペイントやベベルウェイトなど様々な要素をコピーすることができます。

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