調べ物の仕方

 インプット以上のアウトプットはできません。どれだけ想像力が豊かな人でも、想像するためには、ある程度の材料が必要となります。
 豊かな世界観は、豊かな見識か生まれます。
 そこで今回は調べ物の仕方の一例を挙げたいと思います。もちろん、ここであげる以外にも調べ物の方法はたくさんあるでしょうが、何かの参考程度に御一読いただければ幸いです。

インターネット

 インターネットは情報の信頼性に注意するのを基本姿勢にしなければなりません。
 政府や企業、研究機関などが運営しているサイトなら、それなりに情報の信頼性は保証されていますが、個人運営のサイトの場合はそうはいきません。なぜならば、個人運営のサイトの場合、情報が正しいかどうかに関する検証が不十分な場合が多いからです。個人サイトで得た情報は、本当に正しいかどうかを書籍などで調べなおす姿勢が求められます。
 また、調べ物に際して使用される頻度が高いのがウィキペディアでしょう。ウィキペディアに書かれている情報を使用する場合も十分な注意が必要です。
 ウィキペディアは誰でも自由に記事を編集できるという点から、情報の量は豊富です。しかし、中には悪意や誤解から間違った事実が書かれている記事も存在します。特に、見る人が少ない特殊なジャンルに関する記事では、一度間違った情報が書き込まれると長い間訂正されない場合もあるので要注意です。
 ウィキペディアで得た情報は鵜呑みにせず、調べ物の入り口に位置づけるとよいでしょう。

入門書・概論書

 特定の事柄を調べる上で、まず読んでみるべき書籍は入門書や概論書です。
 入門書と概論書を明確に線引きすることは難しいですが、どちらの場合も調べたいジャンルに関して幅広い知識が書かれています。
 例えば、自動車について調べたいと思ったとしましょう。入門書や概論書では、自動車の歴史や分類、自動車が走行するメカニズムなどが広く書かれています。
 ただし、入門書や概論書では広い知識が書かれている分、内容が浅くなりがちです。更に深い知識を求めている場合には理論書を読んでみる必要があります。

理論書

 入門書や概論書と違い、理論書では書かれている知識の幅が狭いです。その代わりに、特定の事柄を深く掘り下げて説明してくれます。
 例えば、前述の自動車を例にしてみましょう。入門書や概論書で自動車の大まかな知識を調べた後に「自動車の中でも特にエンジンの構造について知りたい」と思ったとします。そんなときに役に立つのが理論書です。理論書にはエンジンのことについて事細かく書かれています。理論書を使用することにより、特定の事柄についてより深い知識を身につけることが可能となります。

人に聞く

 インターネットや本以外にも、詳しい人に聞くという方法も考えられます。
 聞く相手は専門家やプロフェッショナルだけとは限りません。友達や親戚といった身近な人からだって十分な情報を得られる場合だってありえます。
 人に聞く場合に大切なことは、多少は自分で勉強をしておくことです。何も知らない状態では、そもそも質問すらできません。相手に聞くという方法は、相手に貴重な時間を割いてもらっていることに他なりません。お互いに有意義な時間になるように心がけましょう。

体験する

 この方法が調べ物をする上では最強です。もっとも、時間や予算の関係でできない場合が多いのもこの方法の特徴ですが……。
 書くために何かを体験してみる場合もあれば、体験したからそれをネタに書いてみるという場合もありえます。むしろ、普通は後者でしょう。
 恋愛をすることも体験なら、普通に学校生活を送ることも体験です。通常は、そういった自分の体験が核になって物語は生まれていきます。
 自分で体験するということは、五感をフルに使うということです。それは人づてに手に入れた情報にはないリアリティを伴います。
 体験は物を書く上での何事にも代え難い宝物です。「たとえ失敗しても、小説を書く上でのネタになる」くらいの気概を持って、人生経験を広げていきましょう。

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