複数の人間の描き方

 このページでは複数の人間がいる場合の効果やポーズを解説してきます。
 まずは人間の物理的な距離が与える印象をまとめて、次に実際の密着したポーズの描き方を説明していきます。

パーソナルスペース

 まずは以下の幼女と少女のイラストを見てみてください。
 二人の距離が空いており、よそよそしさや他人同士という印象を受けるかと思います。

 では、次のイラストを見てください。
 幼女と少女はそれぞれ同じ絵ですが、二人の距離が違います。
 二人の距離が近づくことで、姉妹みたいに親しい間柄のように見えます。

 どうしてこのような違いが生じるのでしょうか?
 心理学にはパーソナルスペースという考え方があります。
 この考え方はざっくりというと、人間同士の物理的な距離と心理的な距離は影響し合うというものです。つまり、親密であるほどお互いが近くにしても気にならない(不自然ではない)と感じるわけです。
 逆に見ず知らずの人間同士なのに密着し合うというのは不快感を覚えるものです。満員電車ですし詰めにされるなどがこれにあたります。

 複数人の人間を描く場合、二人の見た目上の距離によって二人の関係性も描けることになります。

座り方と印象

 二人で椅子に座る場合も、その二人の関係性が出てきます。
 例えば、以下の4パターンについて考えてみましょう。

 この4パターンには、以下のような心理が表せます。

対面して座る場合

 相手の正面に座る場合は、相手と面と向かって話し合うことができます。
 そのため、商談などのように真剣な話し合いの場だったり、口論やディベートなど相手の論理や理屈の矛盾を探しながら話しているような印象を与えます。

90度ずらして座る場合

 90度ずらして座っている状態では、相手に目線を合わせたり、逆に視線をそらすことの調整がしやすくなります。そのため、対面して座るよりもリラックスして話し合うことが可能です。ちなみにカウンセリングなどはこの配置で行われることが多いです。

隣り合って座る場合

 密着しやすい座り方なので、他に席が空いているのにこの座り方をする場合は恋人同士など極めて親しい間柄であると言えます。

斜め向かいに座る場合

 斜め向かいに座ると相手と視線を外すことが簡単にできます。この座り方は、お互いが相手に興味をあまり持っていない場合や、それぞれが自分の世界に入りたい場合となります。あるいは、他の席が空いていなかったのでしょうがなく相席している場合などもあるでしょう。

密着したポーズのアタリ

 例えば、以下のように二人が密着したポーズを描くとします。

 まずは胴体のアタリを描きます。最初に頭部のアタリを描いてしまうと、身体の密着部分の調節が難しくなるので注意が必要です。

 次に胴体のアタリを元に頭や手足のアタリを描きます。

 その上で下書き描き、清書していきます。

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