1点消失

1点消失とは?

 まずは、誰もが知っているレオナルド・ダビンチの作品「最後の晩餐」を見てみましょう。

 この絵には1点消失が使われています。
 1点消失とは、1つの消失点を元にパース(遠近法)を表現する方法のことをいいます。「最後の晩餐」でいえば、中央に座るイエス・キリストのこめかみあたりに消失点があることになります。この消失点を元に、壁と天井の境目やテーブルの奥行が描かれています。

1点消失の考え方

「最後の晩餐」で見たように、1点消失は1つの消失点を基準に遠近感を表現します。単純な直方体に遠近感を与えたものが以下の図になります。

作図方法

 基本的にはヨコと高さは水平垂直に描き、奥行ならば消失点を基準に描きます。まずは、消失点を基準に単純な図形を描き、その図形を辺にしてディテールを描き込んでいくとよいでしょう。

建物を並べる

 建物をいくつも並べる場合も、消失点を基準に描くことができます。
 正面図での建物と建物の間隔の違いによって、奥行を与えた場合の建物同士の感覚も変化します。



カーブした道

 カーブした道の描き方は以下のとおりです。

①水平線を描き、その上に消失点を設定して一番奥の道を描く

②奥から手前に必要なだけ道を描いていく

 この場合、新たに描き足す道の消失点は最初に描いた水平線の上になります。

③道の輪郭を整える

④道の輪郭を元に細かい部分を描いていく

 ちなみに水平線からずれた場所に消失点をおいた例が以下の図です。この場合は、傾斜のある道に見えるので、坂道を描く場合に使います。

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