人物パース(単体編)

人物パース

 例えば、以下のような人物の立ち絵にパースを付けることを考えてみましょう。人物を描く方法は「人体の描き方」や「衣類の描き方」などを参考にしてください。

 まずは、頭や肩など分かりやすい位置に基準に人物の分割線を引きます(図中の青い線)。

 パースをつけた人物を描くために、斜めの線を引きます。

 アイレベル(目線の高さ)を設定します。図中では緑色の線がそれです。

 青い線の右端とアイレベルの中心を結ぶ補助線をそれぞれ引きます。

 補助線とパース用の線の交点から水平に線を引きます。これが正面図に引いた分割線に対応します。

 パースでの分割線を基準に、パースのついた人物を描きます。

 着色などすると以下のような感じになります。

 アオリの絵の場合はパースの消失点を上の方に設定します。

人物とアイレベル

 まずは人物ではなく、単純な立体を積んだものを考えてみましょう。
 以下の図からわかるように、アイレベルより上の立方体は見上げる形になり、下の立方体は見下ろす形になります。また、アイレベルと同じ高さのものは正面から見る形になります。

 立方体を積んだ物の代わりに人物を描いてみましょう。
 この場合、立方体と同じようにアイレベルよりも上のパーツは見上げる形になり、下のものは見下ろす形になります。
 ここで、以下の図の人物の袖口や裾口を見てください。左の人物ではアイレベルより下に裾口や袖口が湾曲しています。一方で右の人物では、裾口や袖口が一直線に描かれています。この場合、右の人物の衣類の描き方は不自然な印象を受けます。

 なぜ、右の人物が不自然な印象を受けるのかもう少し詳しく考えてみましょう。
 衣類の袖や裾は円筒形をしています。従って、アイレベルよりも下の位置に切り口があれば、切り口は楕円に見えます。つまり、右の人物の衣類のように一直線で描いてしまうと、裾や袖が円筒形に見えなくなり不自然にうつるのです。

奥行のある人物

 パースを利用すれば、奥行のある人物を描くこともできます。例えば、両腕を広げている人物を描くとしたら、まずは箱を並べてどのような奥行になるか確認します。

 次に、箱を基準にして人体のラフを描いていきます。手前の方の腕は太く長く、奥の方の腕は細く短く見えます。

 最後にラフを元に清書します。

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