人物の配置

 イラストにおいては、人をどのように配置するかによって鑑賞者が受ける印象や、描き込みのレベルが変わってきます。
 このページでは、それらを分類し、それぞれがどのような効果を及ぼすのかまとめていきます。

様々なショット

 イラストでは人物を配置する位置によって、受ける印象が変わってきます。これは映画の撮影技術とも似ている部分があります。
 映画の場合は、カメラと被写体の距離によってショットが以下のように分類されています。

ロングショット

 ロングショットとは、被写体を遠くに置いた場合のショットです。被写体の全身が映ります。

フルショット

 フルショットとは、被写体の全身がすっぽり映るようなショットです。

ウエストショット

 ウエストショットとは、被写体の腰から上が映るようなショットのことをいいます。

アップショット

 アップショットとは、被写体の首から上を強調するようなショットのことをいいます。

クローズアップ

 クローズアップとは、被写体の顔の一部をアップにするようなショットのことをいいます。

ショットと時間感覚

 以下の図は、クローズアップとロングショットです。それぞれを見比べると、同じ時間眺めていても感じる時間が違うのではないでしょうか。

 一般的に、同じ時間で見ていてもクローズアップの方がロングショットよりも長く感じます。なぜなら、クローズアップは人間の顔を間近に見る形になり、その分、圧迫感を抱くからです。早く緊張感から解放されたいという思いは時間が長くなったように感じることへとつながるのです。
 逆にロングショットのように被写体から離れると緊張感が減り、ゆったりした時間が流れているように感じます。

描き込み量

 イラストとしてそれぞれのショットを描く場合、書き込む線の量が変わってきます。

ロングショット

 ロングショットの場合、人物の輪郭と大まかな表情がわかるていどの描き込みになります。

フルショット

 フルショットの場合、ロングショットよりは線の量が多いですが細かいところまで掻き込まれません。

ウエストショット

 ウエストショットの場合、ロングショットやフルショットより細部を描き込むことになります。

アップショット

 アップショットの場合、目の瞳孔やハイライト、細かい髪の流れなどを描き込むことになります。

クローズアップ

 クローズアップの場合、アップショットよりも細かく顔のパーツや影を描き込むことになります。

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