構図にアクセントを加える

「構図の分類」で説明したことをベースにすると、まとまりのある構図で絵を描くことが可能です。
 しかし、まとまりがあれば必ずしもいいとは限りません。絵にアクセントを加えるためには違和感が必要な場合があります。
 ここでは絵にアクセントを加える方法を解説していきます。

バランスを崩す

 人間は自然とバランスのいいものを求める傾向があります。
 逆に言えば、わざとバランスを崩すとその部分が違和感になり、アクセントになりえます。
 バランスを崩す方法には、以下のものなどがあります。

配置を崩す

 規則正しく並んでいるモノの中で、傾いているものがあると違和感が生じ、その部分が目立つことになります。

視点を歪ませる

 例えば魚眼レンズの効果を利用すると画面にアクセントが生まれます。

流れの邪魔をする

 人が並んでいる状況などには視線を誘導する流れが存在します。しかし、あまりに整然とならんでいると、鑑賞者の視線が流れてしまうおそれがあります。そこで、流れの邪魔をするような配置にするとアクセントが生まれます。

画面からはみ出す

 例えば建物などが画面にきちんと収まっていると全体像は把握できますが、小さくまとまっているような印象を与えてしまいます。逆に画面からはみ出していると建物が大きく見える効果があります。

大きさに差をつける

 例えば、パンチを繰り出している人物を正面から描くとします。
 この場合、正しい拳のサイズは下の図では左になります(CGで作成しました)。しかし、正しい縮尺で描いてしまうと拳が小さくインパクトに欠けます。そこで、わざと縮尺を狂わせて拳を大きくし、パンチのインパクトを強くしたのが下の図の右になります。

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