色彩遠近法と空気遠近法

 遠近法(パース)は消失点を利用したものだけではありません。
 色相やトーンを利用したものも存在します。
 この記事では、色彩遠近法と空気遠近法について解説してきます。

色彩遠近法

 まずは以下の2つの図をご覧下さい。

 上の図でも下の図でも、赤が前面に浮き出て見えるはずです。つまり、真ん中であっても端であっても赤は前面に浮き上がって見えて、青は後ろに下がって見えるわけです。
 色彩遠近法とは、前面に描きたいモノや人物は赤系の色を、後ろに描きたいものは青系の色を使う遠近法のことをいいます。

空気遠近法

 下の写真を見てください。

 この写真では、手前にあるものほど発色が鮮やかで、奥にあるものほど霞んで見えます。といっても、上の写真ではわかりにくかもしれませんので、コントラストを極端に調整したものが下の図です。

 このように空気遠近法とは、空気の質感を利用した遠近法のことをいいます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする