基本的な立体にできる影

基本的な立体にできる影を考える意味

「単純な形状の影は描けないけど、複雑な形状の影は描ける」という人は滅多にいないと思います。そこでまずは、人体など複雑な形状にできる影を考える前に、まずは立方体などの単純な形状にできる影の塗り方を考えてみます。

立方体にできる影

 以下の絵のような立方体に、手前側から奥に平行光源があたっている場合を考えてみましょう。

 立方体の影を描く場合、面によって光の当たり方が違うのでざっくりと違う明度で塗り分けます。

 上の図では箱によってできる影の輪郭がくっきりしていますが、現実では影の境界には薄影ができるので境界をぼかします。

 それぞれの面にグラデーションを入れます。一番手前の部分と一番奥の部分を暗くするとそれっぽく見えます。

 光があたっている面には床からの照り返しがあるので、下部分が明るくなります。

円柱にできる影

 円中にできる影についても立方体でできる影の場合と似たようなことが言えます。まずは明るい面と暗い面を塗り分けて、そこからグラデーションをつけていくと塗りやすいです。また、必要に応じて照り返しの光を描くとそれっぽく見えます。

錐体にできる影

 多角錐や円錐も基本的には面の明暗を塗り分けて、グラデーションや照り返しの光を描いていきます。

球体にできる影

 球体は平らな面がないため影の塗り分けに混乱するかもしれません。しかし、まずは明るい面と暗い面をざっくりと分けてしまいましょう。

 次に明るい面と暗い面にそれぞれグラデーションをつけていきます。

 必要に応じてハイライトや照り返しの光を描きこめば完成です。

トーラスにできる影

 トーラスというと難解そうな言葉ですが要するにドーナツ型のことで、円柱を輪っか状にしたもののことをいいます。

 トーラスを半分に切ると以下のような断面になります。

 トーラスを描く場合は、まずは中心が同じ大小の楕円を用意します。

 次にトーラスで光があたる部分を描きます。輪郭の楕円に沿うように描くと上手く見えます。

 最後に暗くなる面を描き込みます。光沢感が欲しい場合はハイライトなどを入れてもいいかもしれません。

トーラスの応用

 トーラス型が描けると、鞍型を描くのにも応用ができます。

 上の図の赤い四角の部分だけを切り取ると、以下のような鞍型になります。

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