空と雲の描き方

空のグラデーション

 空を描く場合、青一色にするのではなくグラデーションにするとリアリティのある絵になります。

雲の分類

 空に浮かぶ雲には無限のバリエーションと言える形があります。しかし、学術的には雲はいくつかの種類に分類されています。様々な雲の形状について解説するために、まずは雲の分類の基本を押さえておきたいと思います。

雲の名前

 雲の種類について学ぶ前に、雲の名前の仕組みについて解説します。
 たとえば「積乱雲」や「巻積雲」などの雲の名称は、一定のルールに従ってつけられています。

  • 名前に「巻」がつく:上層雲(上空5~13km)に分類される雲の名前の頭につく
  • 名前に「高」がつく:中層雲(上空2~7km)に分類される雲の名前の頭につく
  • 名前に「積」がつく:雲が塊のような形状であることを示す
  • 名前に「層」がつく:雲が水平に大きく広がった形状であることを示す
  • 名前に「乱」がつく:雨を伴う層の厚い雲であることをします

10種類の雲の高さ

 以上の名前を組み合わせて分類される雲は全部で10種類あります。
 10種類の雲の名前と、発生する高度は以下の図に示した通りです。

十種雲形

 10種類の雲の形状は以下の通りです。

巻雲(すじ雲)

 雲の中でも一番高い位置に浮かんでいる。
 刷毛でなぞったようなすじ状の雲。

巻積雲(うろこ雲)

 巻雲や巻層雲と同じくらいの高度か、それより低い位置にある雲。
 変化が激しい雲で、短時間で巻雲や巻層雲に変わってしまう。

巻層雲(うす雲)

 太陽や月をうっすら覆うように広がる雲。
 巻層雲は空一面に広がることが多い。太陽や月を覆い隠すときは、光の屈折現象によって日暈(太陽の周りにできる光の輪)や幻日(太陽から離れた位置に見える太陽のように輝いた光)ができることがある。

高積雲(ひつじ雲)

 ひつじの群れのような雲。
 高積雲が薄く広がり、太陽や月を覆い隠すときは光環(太陽や月の周りにできる虹のような光の輪)や彩雲(雲が太陽光で色づく現象)が生じることもある。

高層雲(おぼろ雲)

 全体的に厚みがある灰色か暗灰色の雲。
 薄い高層雲の場合は、雲を通して太陽や月が透けて見える場合がある。

乱層雲(あま雲)

 雨や雪をもたらす代表的な雲。

層雲(きり雲)

 雲の中でももっとも低い高度に現れる雲。
 気温が低く層雲の粒が凍って漂うとダイヤモンドダストという現象になる。

層積雲(くもり雲)

 高度2km以下の低い空に現れる雲。
 高い山で見られる雲海はこの層積運。

積雲(わた雲)

 青空に浮かんでいるよく見かける雲。

積乱雲(にゅうどう雲)

 とても巨大な雲で雲の頂点の高度は1万メートル付近に到達することもある。
 激しい雷雨をもたらす雲。

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